月別アーカイブ: 2010年3月

ただそのままで美しい


会社の帰り道、このごろはいつも思う。しばらく眺めていたい。ほんの5分もないだろう金色に輝く夕暮れの景色。

サンフランシスコ湾の一番奥に面した所に Alviso という町があり、そこに私の勤める会社がある。85号線に乗り入れる前の景色はいつも息を呑むほどの美しさ。残念ながら車を止めることはできない。だから、入り口の信号待ちで混雑している時ほどうれしくなる。特に今は夏時間になったばかりだから、7時過ぎに日が沈み、ちょうど帰宅途中の時間となるわけだ。夏になったら8時過ぎまで日が沈まないから、こんな景色は見られない。ま、それまで仕事をしていればいいわけだけど、そんな人は、まずいない。いつか、きっと写真を撮りたい場所。その5分でなくなってしまう瞬間を撮りたい。

そういうわけで、近所の写真を撮っている。そして、今はまさに最高の時なんだよね。ここ1週間以上、夕暮れ時はそわそわしてしまった。桜がいつ散ってしまうか、気になっていたから。そして、せっせと例のお気に入りの場所に通った。とはいえ、タイミングのいい時間にその場に居られたわけではない。だって、たったの5分程度だもの。歩き回っていたらすぐ消えてしまう。

ま、そんな時も終わり、ようやくPicasaにも載せる事ができた。桜だけのSakura 2010。私が見た、涙が出てきそうな美しさは、まだまだ捉えられなかった。修行せねば!10分の1、いや、20分の1ぐらいなら捉えられているかな。
24March2010-12

ついでに、先日行ったFiloli Garden で撮った写真もアップした。丁寧に手入れがされていて、花がいたるところに咲いていた。だから、私のようにSLRを持って写真撮るぞ~と、気合を入れている人が多かった。  Filoli という名前はとても変わっているので、パンフレットを時間をかけて読んでみたら由来が書いてあった。

その昔、Bourn という大金持ちがおりまして、その方が建てたお屋敷だったそうな。そして時が経ち、次のオーナーに買われ、今は寄付されて、公共財産となっている。彼はいろいろな事をして財を成した人らしいが、彼のモットーは、
Fight for a just cause; Love your fellow man; Live a good life.”
だったそうだ。そこで、それぞれの最初の2文字 “をとって Filoli と名付けた・・・と書いてあった。 な~るほど、うまいね。
もう一度行こうかな。でも、多分、それでおしまいかも。だって、あまりにも人工的に整頓されすぎているんだもん。

今、午前4時。写真の整理、編集は時間がかかるのだ。さて、いったいいつ寝ればいいだろうという時間だね。寝そびれついでに、それはそれは美しい、長ネギの写真を載せましょう。

 なんと美しい。こんなに清楚に穏やかに美しい。もう、長ネギは食べられません。ウソだけど。
去年、パティオの小さな鉢に植えておいて、そのまま放置されていた。それなのに、長い冬を一人で生き抜き、こんなに美しい花を咲かせた。もう、ひたすら感動!

今週末は、Shoreline Park に久しぶりに行こうと思っていたけど、どうかな。今日は、どっと疲れそう。

変わらないものは


急ぐ必要はない。でも、季節も人も、そして私も変わっていくのを感じる。やはり春という季節がそう感じさせるのかしら。

永遠に変わらないものが美しいと思い、あこがれていた。誓い合った変わらぬ愛、いつまでも若々しい美貌、初心を貫く変わらぬ決意。こんな考えは、生まれながら持っているものなのか、わかりやすいからか、いつの間にか価値として持っていた。

そんな事言って無理に変わらぬものを持ち続けようとすると、苦しくなって行き詰る。日本文学は昔から諸行無常を説いているのにねー。中学校や高校の国語の時間に出会っているはずなのに、私の価値観を矯正してくれなかったのは、なぜだろう。授業をろくに聞いていなかったからかな。でも本当の所は、分かっていても潜在意識下で拒絶していたんだろう。だって、とても生き難くなると思えたから。本当はまったく逆なんだけどね。

動いているものを理解し、つかむのは難しいと思った。IMG_0084.jpgそんな考えの根本には、自分は変わらないという前提がある。でも、その前提はまったくの大はずれで、自分こそが常に変化していることを自覚する事からスタートしないと、病気になってしまう。人生はコーラスのようなもの、誰かと踊るダンスのようなもの、サーフィンのようなもの。回りにあわせて自分も歌い、相手にあわせて自分も動く。波を選んでタイミングよく乗る。失敗しても、仁王立ちになって波をまともに受けるよりずっと被害は少ない。

こんなこと、わかっていても時々しがみついていたくなる。居心地のいい場所にずっと居たくなる。散りゆく桜の花びらを見ていたら、やっぱり感傷的になってしまった。はかない命、美しさだからこそ、いとおしい。友人のご家族が他界されたという知らせと花びらが、私の中で重なった。

永遠に変わらないもの・・・それは、過去の事実。すべてが変化する中で、過去だけが変わらない事実として存在し続ける。でも、だからこそ、過去にしがみついていては、波に乗らないサーファーになってしまう。勇気を振り絞ってすくっとボードに立ち上がる。そしてバランスで波をのりきる。後ろを振り返ってもいいけど、そんな暇ないよね。

さーて、次の波はいつ来るかしら。どんな波に乗ろうかしらん。

春 – 真っ只中


今週はバタバタとしているうちに、もう金曜日。そして、春真っ只中となっていた。

Mr. Sherlock が大活躍する時。日中は暑すぎるけど、朝夕は幌を降ろすと気持ちがいい。肩に風を感じると、ついつい、笑顔がホロリ。

ついこの間の大雨の時は、幌に打つ雨の音がなんとも懐かしかった。小さい頃、長靴を履いて傘に聞いた音だった。この地に来て以来、傘をさすという習慣がなくなったため、傘すら持っていない。だから、幌に落ちるボツボツという雨音は、久々のセンセーショナルだった。でも、そんな季節も駿足で過ぎ去り、もはや春。

ここ3日間、家の近所の桜並木をずーっとみはっている。日の当たり加減で咲き具合が違うから、気をつけなければいけない。日本の桜と比べると、きっとそれほど綺麗ではないと思われる、白い桜。こんなのが、どど~っと咲いている。24March2010-10

名前はわからない。母校の校章に似ている。まさか、ソメイヨシノではないだろう。コバザクラかな?早く写真の処理をしなければ。

ところで、写真の処理のために、コンピュータを買った。うれしいほどのパワフルなデスクトップ。それでも、PCだから、マックに比べると俄然安い。Photoshopもサクサク使えること間違いなし。火曜日に届いてから少しずつソフトとデータを入れなおしている。ま、今週末には完成するでしょう。そうしたら、サクサクとまた少~しずつ写真処理していきましょう。