月別アーカイブ: 2012年8月

折り紙文化


これは、何でしょう。何に使われるのでしょう。そして、これには何という名前がついているのでしょうか。7853432410_3c39c2b0aa_o.jpg

よく見ると、 ExpandOS そしてリサイクリングのマークがついているのが見えます。
もう一つには、sfi Certified Fiber Sourcing とあります。

そこで検索。
sfi とはSustainable Forestry Initiative。ふーん、そこで認可された物ってことね。
そして、名前はどうやらExpandOSというらしいです。でも、なんのこっちゃってとこですよね。
Paper Pyramid でサーチすると出てきます。今まで梱包に使われていたピーナッツと呼ばれているスタイロフォームの代わりに使われだしたんですね。
テレビの梱包された箱の中には、これが何千、いえ、何万と入ってました。はじめて見るモノにちょっと感激したんでした。

sfi に関してはちょっと横においておいて、この形、折り方、計算されています。
平らな紙に耐えられる限界まで穴を開けて軽くして、三つに折って、クニュッと小さなタブを折り曲げてあるだけ。
これでとても頑丈になるんですね。頭を使えばいろいろなユニークな物が生まれます。こういうのを見るとアドレナリンレベルが上がります。

c1
c2
c4 (2)
そこで思い出したのが、日本で当たり前に使われている、ドリップ式のインスタントコーヒー。

実際に挽かれたコーヒーが中に入っているので、インスタントとも言えないのですが、便利な代物。

こんな風に、いっぱい分がパックになっていて、
これもノリが使われているわけでもないけど、しっかり封されてます。

それを開けますと、こんな感じ。

左右の爪の部分を折り込むんですね。

なぜか。

当然、開け口を最大限にして、お湯をコーヒーフィルターに通すためです。

両方の爪を折り曲げると、こんな感じ。

初めて出会ったのは、今年5月ごろ。
キャンプ中に美味しいコーヒーをどうしたら飲めるのか、模索中でした。

改良を重ね、改善がなされ、高度な製品に仕上げるのは、やはり日本人の得意技ですね。

日本の誇る折り紙。
それを受け継いで、こんな風に使われるのを見て、感激せずにいられません。

こんなの序の口のはず。
折り紙文化の偉大な発明も見つけたらメモっておきましょう。

Sideview mirror project


旅行中って、以外にいろいろな事を思いつく。
そんな中でも、結構地味なアイディアがこれ。じゃじゃ~ん!

サイドビューミラープロジェクト

へへ、たいしたことじゃない。

車の中から風景を撮るのが好きなんだけど、ついでにサイドミラーも視界に入ってしまうことが多いのね。すっごく邪魔なの。例えば、こんな感じ。

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でも、意外に面白いショットの時もあったりする。
そこで、どうせなら積極的に使っちゃえばいいじゃん・・・と、思ったわけ。

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それに、徒然草の一節なんかも思い出しちゃったりして。

・・・雨の日に月夜を想い、 簾の中から春の移ろいを気に留める風でもない所作は風情がある・・・とか・・・

不完全さに見出す美ってことね。

吉田兼好ほど、風情の究極を求めなくてもいいんだけど、ちょっとクッションがある景色って、面白いかもしれないなーって。
ダイナミックに見えたりもする。切り取りの中の切り取り。
はたまた、切り取りの中の切り取りの切り取り。。。う、うっ、頭が痛い。

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まだ、どんなルールで撮っていこうかとか、基本方針とか、何もないのね。

ハチャメチャなコレクションになるかもしれないけど、ま、いいじゃん。

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選択ルールを強いて言えば、
「サイドミラーが入っていて、どこかにしっかりした主張のあるイメージが入っているショット」
ってことでスタートね。

こちら、とりあえず集めてみた目下のサイドビューミラープロジェクトの写真集。今後が楽しみですね~。

7 月の旅 12 – Mono Lake


旅の最後の場所はここ、モノ湖。
Tonopah から2時間半ぐらいで到着する。
ついに来られた。

20120728-IMG_5889.jpgヨセミテ国立公園を越えたすぐ東側にあるこの湖は、
写真家には人気があるらしい。

でも、私にとっては、遠い存在だった。
クパチーノの家からは 4.5時間ぐらいかかるから、
一人で運転して来るには、ちょっとシンドイ。

ばんちゃんいわく、朝日とか夕日の瞬間をここで撮る為に、1泊、もしくは2泊する人達が多いとか。

タイミング悪くお昼時。
写真を撮るには最悪の時間帯だ。
それでも十分楽しんだよ。
Tufa という石灰石のボコボコした石が白くて、青い水と一緒に美しい景色を作り出してくれる。

Mono Lake の写真はGrate Basin と同じセットの中にあります。

この後、私たちは、少し北上し、395号線沿いのかわいらしい町、Bryant Field でお昼を食べて、超特急で家路についたのでした。

ふゅ~、皆さま、全12話の長ーい旅の話にお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

7 月の旅 11 – Great Basin NP


悲しいことに、キャニオンランズ最後の日と、GreenRiverという町での写真がない。

またー?トリプルショックで感覚が麻痺してくる。。。なんて事ないですよ、これは。
今回のファイルマネジメントは、本当に痛い痛い教訓となる。

公園の北、ハイウェイ6号線沿いのグリーンリバーの町では、さほどのことをしたわけでもない。
シャワーをして、体中を2-3回洗いまくる。洗濯もした。
とにかく全部きれいにしたかった。そして、ベッドの質は必ずしもよくなかったが、感謝!泥酔する。

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ほどよく疲れをとり、そこから6号線を西へ、西へと向かう。
夜までにネバダ州のTonopah という町まで急がなければ!

アメリカを東から西へと横断する6号線。
だからといって、特別なこともない田舎道。
でも、いい雰囲気あると思うんだ。
車の中から、パチパチパチ。

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ところで、6号線沿いに、結構たくさんこんなものを見た。

どうやら、ソーラーパネルで動いているもののようだ。

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こっちは後ろ側。
柵の中だから、近くまで行けなくて、箱の中身は確認できなかった。

なんだろう?
何かを観測していることは確か。

さっき、ネット上を調べてみたけど何もそれらしきものは見つけられなかった。。。
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それから、こんな看板も見つけた。

三葉虫の化石を掘って、発掘できたら持ち帰ってもいいという。

大人は2時間で20ドル。
かなり、興味がありますね。
時間があったらぜひ試してみたかった・・・

さて、突然ばんちゃんが、Great Basin 国立公園に立ち寄ってみようと言い出した。
急いでいるのは彼のほうで、私はさほど急ぐ理由もなく、
軽くオーケー。

行ってみて後悔した。
不便な場所にあることもあり、あまり知られていないこの国立公園は、確かに地味な印象を受けた。
でも、洞窟があり、13,000フィートもあるWheeler Peak という山もあり、、Bristle Pine Coneも生息する、魅力的な公園なのだ。でも、私たちには時間がない。

20120727-IMG_5816.jpgインフォメーションセンターのおばさんはとても親切にいろいろと説明してくれた。
訪問客があまりいないからかしら。Wheeler Peak の麓まで行って帰ってくるのが精一杯で、本当に残念だった。

ここを再び訪れる機会があるだろうか。確立は低い。
こんな時、聖書の聖人達をうらやましく思う。100歳まで、いや、200歳まで生きられたらいいのにな~。

でも、アスペンの林に思いがけず会えたからいいとしよう。20120727-IMG_5811.jpg

6号線の旅とグレートベースン国立公園の写真はこちら。

Tonopah の町に着いた時は、すでに日が沈んでいた。

7 月の旅 10 – Canyonlands NP, Hardscrabble


White Crack にはあと一日居たかった。
そんな名残惜しさをかかえながら、次のキャンプ地に向け出発。
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景色にも慣れてきたので、車をモデルにパチリ、パチリと撮りはじめた。
背景にどうフィットさせるか、いろいろ工夫してみる。
ム~、イマイチかなー。

それでも、執拗にパチパチ撮り続けて、この日の写真にはほとんど車が入っていることになる。

しかも、車に乗っていては撮れないから、歩いたり、走ったりと、おかげで運動量は増えた。

White Rim の白い地層の岩の大きさを撮りたかったから、車を使ってみた。こんなの、どうかしら。
この辺一帯は、Google マップに載っていなかったから、ルートの作成ができず、苦労した場所だ。

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そうこうしている内に、有名な場所にたどり着く。グリーン川が馬蹄形をしていて、Turks Head という名がついている。
この写真は、17 mm の超ワイドレンズで撮った。崖っぷちスレスレに歯を食いしばって立ってみても、全景を撮れない。
なにしろ、風が強くて、コワイのだ~!

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この後は、少しずつ、景色が変わってくる。高度が徐々に下がり、グリーン川が近くに見えてくるからだ。

この写真の後、ホッとするのもつかの間、キャンプサイトに着く前は、通る人もあまりいないせいか、かなりワイルドに荒れた坂道が再び現れる。止めのスリルというところ。
二度と通りたくない、おそらく一番危険な箇所。

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キャンプについたのは、多分午後3時ごろ。Hardscrable という名の通り、荒れた道を越えないとたどり着けない。
でも、キャンプサイトは静かなグリーン川の横だった。。。が、暑い!!!気温は110度を越えていた。

日陰もないので、車の横に日除けパーカーを付けることにした。でも、うまくいかないのね、これが。そこで、ばんちゃんは爆発。暑いですからね~。何とか張り終えたと時には、彼は死にかけていた。
そこで、水でビショビショのタオルを、無理やり頭からかぶせた。日本の旅館に泊まった時にもらってきたタオル。
細長いから、結構使えるのね。嫌がっていたが、その日は手放せないタオルとなった。

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夕食後、半月の出る中、星を撮った。理想は月が出ていないこと。天の川を撮るには、真っ暗がいい。
苦しみつつも、時間を10秒、20秒、30秒と延ばしながら撮っていくと、少しずつ見えてきた。
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月の光で程よく照らし出された風景も悪くない。
初めての天の川のショット。微かにしか見えないけど、上出来よ!

Hardscrabble までの写真はこちら。

7 月の旅 9 – Canyonlands NP, White Crack


アリの攻撃を受け、眠れない夜をすごした。
だから、日の出をMesa Arch で見る予定をスキップ。キャンプ場でデレデレと過ごした。
とはいえ、8 時ごろにはテントを撤収して出発している。

今日はいよいよWhite Rim Trail に降りていく。
一旦、公園を出て、ガソリンをさらに補充して、最後の冷たい水を飲んで出発!

まずはShafar trail というくねくねの道。

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上から見たときは、ちょっと怖いかなと思ったが、走り始めると、そうでもない。
このあたりなら、すっごく気をつければ普通の車でも走れるかもしれない。
うーん、やっぱり4厘駆動じゃないとだめかな。

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この日は長かった。
White Crack キャンプ場までの道のりで、いろんな事をすることになる。

ハイライトは、まず、この岩。
女性がお洗濯をしているように見える。
昔風に髪を上に束ねて、西部劇に出てくるようなドレスを着ているようだ。

問題は、彼女がどっちを向いているか・・・

あえて結論は書かないが、彼女の向いている方向で、ばんちゃんと私の意見が衝突。
20120724-IMG_4585口論となり、キャンプ場に着くまで険悪ムードになってしまった。

あーあ、なんとまあ。

そうなんですねー。
時間の無駄ってこともわかっているんだけど、
修復にはちょっと時間がかかってしまったんです。

その間、パチパチと要所要所で写真を撮り、
White Crack キャンプ場に着く頃は、雲行きが非常に怪しくなってきていた。

テントを張り終えた直後あたりから、雨の真っ只中に突入。
雷もすぐそこにいそう。
車の中で待つこと、1時間以上。
雷、稲妻が起こり始めたら、まず車の中に避難するようにと、レンジャーに忠告されていた。

なぜ?とか考える選択肢もない。
だって、周りには何もない、景色のものすごーくいい高台だからだ。

車の中での1時間強、その日の事を反省。
仲直りをすることにした。

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いやはや、雨と雷に感謝しなければいけませんね。

雨降って、地固まる。

豪雨の後の景色は、とっても爽やか。水分を含んで赤い土が、もっと赤く見える。
遠くには、雪を被った山が見える。
このキャンプ場は、1グループしか泊まれないのにもかかわらず、すばらしい景色だ。しかも、暑くない。

20120724-IMG_4657少しの散策の後、さっそく夕食、片付けを済ませ、日の入りの準備を始めた。

Lichen や土壌微生物を注意深く踏まないように歩く。
踏みつけられると、回復するまでに5年から50年もかかるという。

夕日は勿論豪華な自然からの贈り物だったが、実は、ここで出会った微生物には、もっと感激してしまった。

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激しい雨の後だったので、硬い石の上には水溜りができていた。

最初は気にも留めていなかった。水溜りの中にサボテンを見つけたので、しゃがんでじっとカメラを構えた。
すると、ピシャリと水が跳ねた。

驚いてしりもちをついた。
「何かいるみたい・・・」
と、指差しながら恐々、ばんちゃんに話す。
「そんなわけないでしょー。」
と、請合ってもらえない。

仕方がないので、一人で、ジーっとみつめていた。
そうしたら、いたの。この生物。
Tadpole Shrimp 
調べたら日本語ではカブトエビと呼ばれ、そんなに珍しくないことがわかってきた。
それでも、生きた化石と呼ばれる理由は、昔のままの形を保っていて、目が3つあること。
ほほ~、確かに散っちゃい目が真ん中に見えますね。
20120724-IMG_4787
たとえ水溜りがなくなっても、卵を産み落としているから、いつか雨が降り、水溜りができたらすぐ孵化することができるんだって。
この場所で生きる生物の典型ね。

ここでは、蛙にも出会ったよ。
調べてませんが、この蛙も何らかの特別な方法で生き延びられるようになっているんだろうな。

ということで、私たちは空を仰ぐだけじゃなく、水溜りの中も真剣に観察するようになり、日は暮れていったのでした。White Crack までの写真はこちら。

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7 月の旅 8 – Canyonlands NP, Willow Flat


さて、いよいよ旅のメインイベント。キャにオンランズ国立公園に入る。

  • ガソリン・・・チェック
  • 水・・・チェック
  • 食料・・・チェック

これさえあれば、一応生き残れる。

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公園インフォメーションセンターでキャンプ地の予約の確認とキャンプ代を払う。

一日目はWillow Flat  というキャンプグラウンド。
Island in the Sky の景色のいい場所にある。
もらったオレンジの紙に必要事項を記入して、キャンプ地に付けておく。

この公園は広大で、三つの地区に分かれる。

  • Island in the Sky
  • Needles
  • Mesa

私たちは、Island in the Sky という、コロラド川とグリーン川に挟まれた地区のみを旅することにした。

Island in the Sky… 空に浮かぶ島(勝手に付けた訳語)

この写真はキャンプ地の近くで撮った。私たちのテントのお隣さんたちだ。さすがに若い。
ここまで崖っぷちでリラックス・・・私には、できないかなあ。
ちょっと霞がかかると、確かに空に浮かぶラピュタ・・・じゃなかった、島になるのだ。

見下ろしているのは、White Rim (白いふち)と呼ばれている地区。この地層はペルム紀のころ形成されたとか。2億5000万年前。恐竜が出てくる、ずーっと前の時代ね。

いやはや、とんでもない時間の流れ。う、うえ~ めまいがする。
私たちは、翌日からその1200フィート下に見える、White Rim trail の白いふちの辺りを通り抜けているのでした。

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8月、当然暑い。でも、不思議なことに、自然の物語の前では忘れてしまうんだねー。迫力に圧倒されまくる。
そして、モンスーンの季節。
Wikipedia のページに調度キャにオンランドの稲妻のビデオが載っている。まさに、そんな感じの毎日でした。

午後には必ずどこかで雨が降り、雷が鳴り響く。
こんなに空が広いと、蒸発した水蒸気が上昇し雲となり、雨雲となり、雨が降るという図式が一目でわかってしまう。一日中眺めていても飽きない。

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とりあえず、豪華な夕日絵巻に満足し、キャンプ第一日目を終えた。

キャにオンランド、一日目の写真はこちら。

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